主人の涙

私の母は、去年急死しました。

踊りを教えていた母にとって、この死は本人としては
苦しまず楽だった(?)のかもしれないけれど・・・
遣り残したことがあって気がかりであったことはまちがいありません。

この20年・・・ もっとさかのぼって私と結婚したぐらいから、
主人は、母の踊りの手伝いをしてくれていました。
会員さんも増えて自分の仕事のかたわら、事務局として
すごく手伝ってくれていました。

娘の私などよりも良き相談相手であり、またよく喧嘩もしつつも実の親子以上でした。
いつも母は主人をすごく頼りにしていました。
母が亡くなった後、主人は踊りの件でよく母の夢を見たらしいのです。
きっと後のことが気がかりで仕方がなかったのでしょう。


お弟子さんが後を継いで会の存続をと頑張ってくれましたが、
やはりプレッシャーが大きくて・・・

今日は、会、最後の発表会の日でした。

私は、昨日の息子の月命日でお休みを頂いてるので
連続で休むことは出来ませんでした。
受付等もなんとかなりそうなので安心して仕事に出ました。

今日は、仕事で遅くなっての帰宅途中、妹からメールが入りました。
うちの主人が、涙が溢れてとまらない状態らしくて・・・
早く帰れる? と。

家に帰ると、主人は涙が溢れて溢れて仕方がないと・・・タオルで押さえています。
どうしたらいいんだろう・・・。
このままでは眠ることも出来ない・・・。
お袋さんは、なにか心残りがあるのかな・・・・。 


私は、すぐわかりました。
お母さんが、ありがとう、ありがとうって一生懸命伝えてるってことを。

でも、主人の涙がとまらなくなって、もう、随分長い時間になります。

私は帰宅するとすぐ仏壇の前に座ります。
今日は、まずお母さんにむけて話かけました。
会を閉めることになった経緯・・・ 
でも、それをお母さんもちゃんと知ってくれてることを、
お母さんが、ほんとにありがとうねって言ってることを、
とってもほっとしたでしょ・・・
これでほんとうに安心したでしょ・・・
こんどこそ、そちらでゆっくりできるでしょ・・・
私の心に浮かんでくることすべて母に話しました。


そうして私が仏壇から離れた途端・・・
主人が、「涙が止まった!全然出ない!」
「すごく心が軽くなった!」

何をどうしたの?って私に聞きました。
何もしていないよ。ちゃんと話しただけだよって。


こちらの世界とむこうの世界は、繋がっている。
こちらの思いはちゃんと伝わると確信できた出来事でした。


母のほっとした笑った顔が浮かびます。

娘は手伝いもしないであてにならんけれど・・・
長い間、ともに歩んでくれた主人に「ありがとう!」を言いたかったこと。

私は、ちゃんとわかってるよ。
主人にもちゃんと伝えたよ。

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