笑った顔が好き

仕事がお休みの日は、朝インドアテニスに出かけます

テニスを終え、1階のスーパーで姪っ子とその日は待ち合わせをしていました

地下2階の駐車場へ向かうのにエレベータを使わず階段で行こうかと

二人でむかったその先に…

階段を上ってくるひとりの女の子(人)

私と目があった瞬間

彼女は、私の名前を呼びながら抱きついてきました


「4年も経ったのに… お母さんが亡くなって4年も経ったのに… 」と繰り返し

「首をくくって死にたい 首をくくって死にたい… お母さんに会いたい」と泣いた


ちょうど昼どき、買い物客で人も多い中 

彼女はぽろぽろと泣いてただそれだけを繰り返して泣いていました

背後では驚いてポカンとしてる姪っ子


そういえば

去年も偶然ここで会った

その時も泣いていた

そのずっと前には

スーパーの中をふわふわと歩いてる彼女を見つけ

声をかけて初めて知った大好きなお母さんの死




彼女は、もう十数年前、陶芸教室で一緒だった子です

当時の彼女は、

明るくって 冗談いっぱいいって 楽しい子でした


4年という月日が経っても決して消すことができない思いの中で

もがいてるようでした


ぎゅっと抱きつく彼女をぎゅっと抱きしめてあげることは出来ても

私には彼女にかける言葉がみつかりません



残された者の辛く悲しい思いがわかるから

死んでしまいたい そんな思いも わかるから


だから、言葉が見つからない



無意識に

私に抱きついて泣いてる彼女の頬を私の両手で包んだ

そして彼女の顔を少しだけ持ち上げていた

への字になった口が少し上を向き

頬を伝った涙は私の手の中に消えた

そうしたら

笑った顔にみえた


「私は… やっぱり 笑った顔が好きだよ」


私の両手をはずしたら

少しこわばった表情だけど笑ってくれた

いや、私が勝手にそう思っただけかもしれない



「また、ここで偶然会いたいから… 生きててほしい…」


私がそう言うと、彼女はもう一度、私にぎゅっと抱きついて

会えてよかったと言って、スーパーの中の人ごみの中に

振り返り振り返り消えていった



みんな、悲しいね 寂しいね 辛いね


でも… 私は、やっぱり笑った顔が好き…
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