回想

毎朝、仕事に出かける時
仏壇の横の鴨居にかけてある息子の写真に軽くタッチして
「行って来ます」と声をかけるのが毎日の習慣になっています


この写真の中の息子は、明るく笑っています


でも…
忘れることができないあの49日の法事をお寺ですませ家に着いた時のこと

主人の大声とかけあがってくる足音が、鮮明に心に残っています

あの時、私と娘は2階で洋服を着替えていました
先に主人は、お寺での法事のため家から持っていった息子の写真などを
仏壇の横へと元に戻そうとしている時でした

主人が何か大声でどなりながら慌ただしく2階へ駆けあがってきました

「大変なことになってる! 写真が大変なことになっている!」と


急いで階下へ降りてそして見た写真の中の息子は…

痛々しくとても悲しい顔でなんとも胸がしめつけられるような表情に変わっていました

そばにいた娘も
「朝と違う! 今までと違う!」と

私は、ただただ…
何とも言えない痛々しい表情の息子の写真を前に
「どうしたいの? 何をしてほしいの? わからないよ… 」と

どうしていいのかわからず…

ただ涙がぽたぽた… ひたすらぽたぽた… とこぼれてとまりませんでしたね


翌月の月命日に来て下さったご住職さんにお話しましたが
私の話を聞いて…
じっと息子の写真を眺めてみえましたが…
私達家族が、悲しみのあまりそう見えるのだろうという表情をされ
その私の話には、何も言葉はありませんでした


誰に話しても同じでした

ほかの人の目には、なんの変化も感じられないのでしょう


ただ私達家族3人だけしかね


2か月も経った頃…
自然に?少しずつ? いつも間にか以前の明るい笑顔の息子に戻っていました


49日の日…

きっと息子は、この世の私達へ

ほんとうのほんとうのほんとうのお別れ そんな思いだったのではないかと

後になってそう強く思いました

そして、それは、私達家族へ伝えるべく息子の思いだからこそ
きっと私達にしか見ることができなかったのでしょう


心の繋がりが、

   「見せるもの」 「見えるもの」 「感じるもの」

                …がある…  そう思います


こちらの世界で今までのように触れ合うことはできないことへの別れの思い

心は繋がっていると思っていても家族にとってはそれはとても大きな決別の思い




ここ数日、笑ってる写真にタッチする時

ふっとその時のことをまた思いおこしていました


あの時のせつなくて悲しい顔を思い出して涙がこぼれました

あの時の顔もけっして忘れない 悲しいけれど忘れない

だって、あの時

もうひとつの世界に旅立った時なんだよね

今 今は 笑った顔にとても安心していますよ



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とびっきりの笑顔

とびっきりの笑顔で

私の目の前に



スクッと立っている息子の頭の先から手足の先まで

笑顔オーラを放っていると思われるほど



とびっきりの笑顔でした


もうじき3年になろうとする月日の中で

はじめて見る満面笑みの息子の夢でした


こちらにいる時と何も変わらない姿で私の前に立っていました

その目の奥から伝わる温かい思いが

何の言葉を交わさなくても伝わるようでした


とびっきりの笑顔をありがとう


私は、その笑顔のひとかけらも忘れないようにと

目が覚めて急いで書きとめていますよ

心のなかに刻むように

そんな私の姿すらも笑って見ているのでしょうけれどね




その時聞けばいい

いつも一緒にいて楽しく過ごして

それが急に目の前からいなくなり

なにがなんだかわからなくなった


どうしてなんだ


なにも考えられない




そう息子の友人が言った

皆でいろいろ話してみた


どんなに話しても


でも結局なにひとつわからない




真実は本人しかわからない




一人の友人がこうつぶやいたそうです


「もうそんなことを考えるのはやめよう…

いつか俺達がむこうの世界に行った時

むこうにいるあいつに聞いてみればいい… 」



「あの時どうしたの? なんだったの?」って。。。



ほんとうだね

その時、ゆっくりと聞いてみたらいい

いがいと語り合えるかもしれない

2年と11回目

淡い色の花束は 母のお墓に

   おじいちゃん おばあちゃん おかあさん…

濃い色の花束は 息子のお墓に

   お姑さん ○○くん…



二つのお墓は、少し離れていますが

ちょうどまっすぐに向き合っています


あっちへ こっちへと

ちょうど 真ん中に立てば

私は、息子に 母に 囲まれています


とても穏やかなお天気のなか 心まで穏やかに



もうじき3年

心が揺れ動き どうしようない時がいっぱい


でも 今思えば…

その時 その時 私の心を救いあげてくれたのは

夢のなかに出てくる 

いつも通りの息子であり 母であり お姑さんでした


静かに静かに目を閉じれば 笑ってる顔 顔 顔


遠いところに行ったわけでもない 

ちゃんと私のなかに皆いる



今朝もお姑さんとふたり 思いっきり笑った夢を見ました

笑ってる私の腕のなかには しかっと抱かれた赤ちゃんが…

そうそう もう時の流れなど関係なく

すべて同じ線上にあるようなそんな気がしました

久々の金縛り

最近 金縛りになることはほとんどなかったのですが

今日は 軽~い金縛りにあいました

今日の日付に変わっての夜中…

重い空気を感じるとともに

私の体も重く感じました

同時に寝ている私の右手を

ぎゅーっと強く握られて

思わず… びくっとしました


でも… 何も見えない暗闇の中

静かに耳に入る言葉に注意してると


その声は、息子じゃないですか

驚かせないで~

こちらの世界にいる時もよくふざけて驚かされたけれど…




少し話をしただけで私の金縛りはとけて

同時に目にうつるものは

ただいつも通りの暗い私の部屋

そして朝、目が覚めたら 話の半分 三分の一も おぼろげだ…


「…… ?!」


それでも どんな形でも 息子とかかわる事ができただけで

それだけでも嬉しい



今日はそんなはじまりです

チャイム

仕事がお休みの今日は、毎週のことながら
生協の個配をお願いしています

今朝は早々に家事が終わったので
いつもより早めですが、ゆったりとお経をあげていました

お経の途中で玄関チャイムが鳴りました

あ~もう少し時間をずらすべきだった…と思いつつも
ちょっと中断です…

配達の子は、息子ぐらいの若者で最近は慣れて
時々おしゃべりもします

雨が降る日は、カッパを着てびしょぬれで
暑い日は、タオルを巻いて汗だくで
頑張っています

玄関に入ってきて商品をおろしてくれます
私も次々に受け取って、冷凍庫、冷蔵庫へと納めていきます

その時、また

「ピンポーン」とチャイムが…

結構セールス、宗教関係の方の訪問が多いので
開けっぱなしの玄関から門の方を見てみました
門に隠れているのか見えません

配達の子が立ちあがって覗いてくれました

「あれ… … 誰もいませんよ… 」

「チャイムって今みたいに間違って時々なるんですか?」

とても気になるようで私に聞いてきました
今が初めてだけど…と答えると

急に顔色が変わって…

「なんか… 怖いですね… 」

「そう?遊ばれちゃったね~」とのんきに答える私を見て

やっとにこっと笑って帰っていきました

玄関ドアを閉めて少したつと…

「ピンポーン」

もう一度なりました


まあ… 何かの故障でなったのか… そうでないのか…

あまりどっちでもいい感じです


10代 20代の頃
よく金縛りにあいました
精神的に不安定な時期だからなるのだよ…と言われつつも

見知らぬ人が傍にいたり
足を掴まれたり
顔を覗きこまれたり
布団をひっぱられたり

当時の私の心情は穏やかではありませんでした

今日の配達の子のようにそれは「怖い」出来事でした

いつ頃からでしょう

それが自然に自分のなかに溶け込んでしまったのは…


すべてが原因結果があってのことかもしれない

けれどそうでないかもしれない

いつもそう思います

台所で届いた品物を片付けながらそのことを思い浮かべて

「ふふふ… 」って笑ってしまいました

そんな私の方がよっぽど変で可笑しくて怖いかも(笑)



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